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2022年度電気電子工学科卒業研究中間発表会

日時 2022年9月2日(金)、3日(土)9:10~16:20
場所 名城大学 天白キャンパス 研究実験棟Ⅲ 地下および2階

電気会は、2016年度から、名城大学理工学部電気電子工学科との共催により、卒業研究中間発表会を実施しています。その目的は、以下の通りです。

  • ① 学生に電気会への理解を深めていたたくこと。
  • ② 社会人(ビジネス)の立場から研究内容を評価し、学生に対して指導を行うこと。
  • ③ 電気会が大学の研究内容に対し、より理解を深めること。

今年度も学部4年生および修士2年生の学生が発表を行いました。発表方法は、ポスターセッションの形式です。このうち、電気会が審査を行うのは学部4年生です。

今年度は、発表者を8グループ別に、1グループ当たり20-21人・90分間で発表されました。

研究内容は、電力系統、太陽光発電、ロボット制御、可視光通信、レーザ応用、電波応用、機械学習、殺菌処理等々、電気電子技術を核として、その応用分野は極めて多岐に渡る幅広い内容であり、いずれも大変興味深いものでした。

今年度は昨年度ほど新型コロナウィルス感染症拡大の影響は少なく目立った進捗遅れなどは無かったようでした。

発表に対する総評としては、各発表書とも非常に真面目に真摯に向き合っているという印象を受けました。ポスターの書き方、発表の仕方、研究内容への理解、質疑応対など平均レベルは高く、教員の皆さまの日頃の指導に対し敬意を評したいと思います。

発表の結果、8の発表グループの中から、電気会にて優秀な発表を行った学生9名を選定し電気会会長賞を贈呈しました。残念ながら今年も新型コロナウィルス感染症の影響により、表彰式と懇親会は行わず賞品の図書券を後日、先生方からお渡しいただく形としました。

来年の年度終盤に卒業研究発表会が予定されています。卒業研究を行うことで、企画力、問題解決力、文章力、プレゼンテーション力など、様々な仕事で役立つ総合的な力が養われると思いますが、9月という中間地点で一旦現状や進捗を纏め発表を行う事は、大変有意義な事であり、学生の皆さまには、さらに一生懸命取り組んでいただきたいと思います。

電気会会長賞受賞者

林久史(熊谷研究室) 「遺伝子導入に向けたプラズマ照射による細胞状態及び蛍光試薬導入条件の解析」
森井柊二(平松竹田研究室) 「CNWと酸化スズの複合体を用いたLiイオン電池負極材に関する研究」
大前知輝(内田研究室) 「2元共スパッタプロセスによるGe/C複合膜の組成制御とLiイオン電池負極への応用」
原田誠也(大田研究室) 「周波数領域型低コヒーレンス光干渉計を用いた大電力パルススパッタリング中のシリコン基板温度の計測」
杉山悠一朗(中条・小林研究室) 「Wi-Fi RTTを用いたドローン屋内測位方式の性能評価」
沖野隼大(熊谷研究室) 「スフェロイドへのプラズマ照射効果の解析に向けた三次元灌流培養デバイスの開発」
榊原幹人(内田研究室) 「Siナノワイヤーの粒径制御と高容量Liイオン電池負極への応用」
纐纈祐也(村本村上研究室) 「紫外線が菜種エステル油の劣化に及ぼす影響」
齋藤祐太(大田研究室) 「大電力パルススパッタリングを用いた窒化アルミニウムの成膜」

審査員:常田勝男、伊藤公一、小林正彦

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