2019年度電気電子工学科卒業研究中間発表会
日時 | 2019年9月7日(土) 集合9:30 |
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場所 | 名城大学 天白キャンパス タワー75 2階 学生ホール |
スケジュール |
<発表会> <表彰式および懇親会> |
電気会は、平成28年度から、名城大学理工学部電気電子工学科との共催により、卒業研究中間発表会を実施しています。その目的は、以下の通りです。
- ① 学生に電気会への理解を深めていたたくこと。
- ② 社会人(ビジネス)の立場から研究内容を評価し、学生に対して指導を行うこと。
- ③ 電気会が大学の研究内容に対し、より理解を深めること。
今年度は、学部4年生129名および修士2年生22名の学生が発表を行いました。発表方法は、ポスターセッションの形式です。スケジュールにあるように4回に分けて発表を行い、電気会の審査員が評価を行いました。研究内容は、電力系統、太陽光発電、ロボット制御、可視光通信、レーザ応用、電波応用、機械学習、殺菌処理、車両運転支援等々、電気電子技術を核として、その応用分野は極めて多岐に渡る幅広い内容であり、いずれも大変興味深いものでした。
学生の発表に対する全体的な評価は、とても高いという印象を持ちました。ポスターの書き方、発表の仕方、研究内容への理解、質問への対応などの平均レベルは高く、教員の皆さまの日頃の指導に対し、敬意を評したいと思います。ただし、一部の学生においては、自信なさそうに発表される方、また、研究の背景や目的をあまり把握されていない方も見えました。両者は密接に関連する内容だと思います。研究の背景や目的をしっかり把握すると、研究に対して自信を持てるようになります。2月に実施される卒業研究発表会では、ぜひ、自信を持って発表していただきたいと思います。
懇親会では、各回の発表者の中から、電気会にて最も優秀な学生を1名ずつ、計4名を選定し表彰しました。そして、賞品として図書券をお渡ししました。表彰を受けた学生は、いずれも大変熱意のあるプレゼンテーションを行い、わかりやすく説明されていました。
卒業研究の中間時点において、社会人からこのような評価を受けることは大変意義のあることだと思います。学生・大学院生は大変勉強になったのではないでしょうか。卒業研究を行うことで、企画力、問題解決力、文章力、プレゼンテーション力など、様々な仕事で役立つ総合的な力が養われると思います。学生の皆さまは、一生懸命、これに取り組んでいただきたいと思います。
電気会会長賞受賞者
北崎竜也(熊谷研究室) | 「高効率プラズマ遺伝子導入に向けた細胞内への蛍光試薬導入率の時間発展計測」 |
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野間大和(中條研究室) | 「2眼カメラを用いた最大比合成による可視光通信のシンボル誤り率改善手法」 |
安原千絵(中條研究室) | 「スマートフォンの液晶ディスプレイと室内カメラを用いた長距離可視光通信」 |
敷島惇也(田崎研究室) | 「単眼カメラと三次元地図を用いた自動運転向け障害物・走路検出」 |
審査員:岩室隆、伊藤栄、常田勝男、岩田和久、小林正彦、中山賀博、鬼頭優斗、伊藤公一