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平成30年度電気電子工学科卒業研究中間発表会

日時 平成30年9月8日(土) 集合9:30
場所 名城大学 天白キャンパス タワー75 2階 学生ホール
スケジュール 発表会
第1回 9:40~11:00
第2回 11:10~12:30
第3回 14:00~15:20
第4回 15:30~16:50
表彰式および懇親会
17:30~18:30 場所:名城大学 天白キャンパス タワー75 レセプションホール

電気会は、平成28年度から、名城大学理工学部電気電子工学科との共催により、卒業研究中間発表会を実施しています。その目的は、以下の通りです。

  1. 学生に電気会への理解を深めていたたくこと。
  2. 社会人(ビジネス)の立場から研究内容を評価し、学生に対して指導を行うこと。
  3. 電気会が大学の研究内容に対し、より理解を深めること。

今年度は、学部4年生139名および修士2年生25名の学生が発表を行いました。発表方法は、ポスターセッションの形式です。スケジュールにあるように4回に分けて発表を行い、電気会の審査員が評価を行いました。研究内容は、電力系統、太陽光発電、ロボット制御、可視光通信、レーザ応用、電波応用、機械学習、殺菌処理、車両運転支援等々、電気電子技術を核として、その応用分野は極めて多岐に渡る幅広い内容であり、いずれも大変興味深いものでした。

学生の発表に対する全体的な評価は、とても高いという印象を持ちました。ポスターの書き方、発表の仕方、研究内容への理解、質問への対応などの平均レベルは高く、教員の皆さまの日頃の指導に対し、敬意を評したいと思います。ただし、一部の学生においては、研究の背景への理解や類似研究の調査が不十分であり、また、研究成果の最終的なアウトプットイメージが不明確な方が見えました。ビジネスにおいては、数ある研究の中で自己の研究の位置づけを明確にすることや最終的な展開をイメージすることは極めて重要です。また、自身のモチベーションを高めるうえでも重要なことだと思います。今後は、研究の中身そのものだけでなく、背景や展開方法などの周辺についてもさらなる調査検討が必要だと思います。

卒業研究の中間時点において、社会人からこのような評価を受けることは大変意義のあることだと思います。学生・大学院生は大変勉強になったのではないでしょうか。

懇親会では、各回の発表者の中から、電気会にて最も優秀な学生を1名ずつ、計4名を選定し表彰しました。そして、賞品として図書券をお渡ししました。表彰を受けた学生は、いずれも大変熱意のあるプレゼンテーションを行い、わかりやすく説明されていました。

来年の2月には、卒業研究発表会が予定されています。卒業研究を行うことで、企画力、問題解決力、文章力、プレゼンテーション力など、様々な仕事で役立つ総合的な力が養われると思います。学生の皆さまは、一生懸命、これに取り組んでいただきたいと思います。

電気会会長賞
受賞者
  1. 加藤 聡太(堀田研究室)
    「複数の識別器を用いたpix2pixに基づく細胞画像のセグメンテーション」
  2. 伊藤 銀二(伊藤研究室)
    「ラジカル直接照射によるリグノセルロースの高速高効率分解」
  3. 大澤 郁実(太田研究室)
    「パックドヘッド放電を用いた難分解性有機物の分解」
  4. 加藤 大樹(中條研究室)
    「FPGAカメラを用いた同期ローリングシャッター可視光通信による多値変調」
審査員 岩室 隆、伊藤 栄、常田 勝男、森 順一、川浦 久幸、伊藤 公一

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